運賃込み本船渡し条件
- 【読み方】
- うんちんこみほんせんわたしじょうけん
- 【英 語】
- Cost and Freight
- 【略 語】
- CFR
運賃込み本船渡し条件(Cost and Freight|CFR)とは、インコタームズ2010に規定された貿易条件の一つで在来船による海上輸送で用いられる取引条件である。
売主が船積港における輸出価格(FOB価格)に仕向港までの運賃を加算したものを契約価格とする建値のこと。
1990年改定のインコタームズで、名称がC&FからCFRへ変更され、それ以降この名称が使用されている。
指定船積港において物品が本船の船上に置かれたとき、売主が引き渡しの義務を果たすことを意味する。
売主は、物品の船積までの費用と物品を指定仕向地へ輸送する際に必要な運賃を支払わなければならない。
しかし、危険負担に関しては、引渡しのときに売主から買主へ移転する。
輸入地での通関義務は輸入者となる。リスク負担は商品が船に積まれた段階で輸出者から輸入者へ移転する。