テロ行為防止のための税関産業界提携プログラム
- 【読み方】
- てろこういぼうしのためのぜいかんさんぎょうかいていけいぷろぐらむ
- 【英 語】
- Customs-Trade Partnership Against Terrorism
- 【略 語】
- C-TPAT
テロ行為防止のための税関産業界提携プログラム(Customs-Trade Partnership Against Terrorism|C-TPAT)とは、米政府が2003年、CBP(税関・国境警備局)による監督のもと、国際供給網にともなう国家安全保障を強化する目的で整備された認証プログラムのことをいう。
「C-TPAT」と呼ばれることが多い。
C-TPATの基本的目的は、輸入貨物に紛れてテロリスト、武器・爆発物、生物・化学兵器、麻薬などが米国内に流入することを防ぐことである。
米国関税庁の示すセキュリティ・ガイドラインにより企業(船会社、通関ブローカー、倉庫管理者、輸入者、製造者)が各企業間の貨物に対するセキュリティ強化のためのセキュリティ・プログラムを考案、実施し、関税庁にC-TPATプログラム参加を申請する事で円滑な輸入通関など種々のベネフィットが提供される。
その参加手続きは、質問状(Supply Chain Security Profile Questionnaire)に基づいて、自社のコンプライアンス・プログラムの概略(Profile)を回答するとともに誓約書(Agreement to Voluntarily Participate in Customs-Trade Partnership Against Terrorism)を提出する。
関税庁の審査によって参加が認められれば、迅速な輸入通関、低い貨物抜取検査率等のベネフィットが与えられる。