輸出許可通知書（Export Declaration｜E/D）とは、エクスポート・デクラレーションの略で、「輸出申告書」とも言われる。

有償無償にかかわらず、全ての貨物を輸出する際、税関での審査が義務付けられるが、輸出許可がおり、許可印が押されて交付されたものは「輸出許可通知書」と呼ばれる。

輸出申告の際に通関を行うことのできる通関士が作成する書類で、法令により記載事項が定められ、通達により様式が決められている。

輸出を事業として行うものは、この書類を保存する義務があり、事後調査の際にも提出が求められる。書類に記載される内容には、輸出者の情報、仕向人の情報、申告者情報の他、エアウェイビル番号、輸出しようとする貨物の品名、価格、運賃、保険金額、申告条件、税表番号、品目番号などがある。

申告価格が20万円以下の場合、少額貨物となり、これを超える場合は大額貨物となりその旨が記載される。