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ウィーン売買条約

【読み方】
うぃーんばいばいじょうやく
【英 語】
United Nations Convention on Contracts for the International Sale of Goods
【略 語】
CISG

ウィーン売買条約(United Nations Convention on Contracts for the International Sale of Goods|CISG)とは、「国際物品売買契約に関する国連条約」の通称である。CISGともよばれる。

国際間の物品売買契約を規律する統一的なルールを採択することにより、国際取引の発展を促進することを目的として、国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)により起草され、1988年1月1日に発効している。

アメリカ、中国、韓国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダをはじめとする世界73カ国が加盟している一方、主要国では日本とイギリスのみが未加盟だったが、2009年8月1日から日本でも発効した。

条約は全4部から成り、「適用範囲及び総則」「契約の成立」「物品売買」「最終条項」の項からなる。 

CISGは契約書にその適用を明言しなくても、契約当事者がこの条約の適用を排除しない限り適用されるので、裏面約款がない書類での取引時にもウィーン売買条約の内容があたかも裏面約款と同様に適用されることになるので注意が必要である。

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