簡易関税
- 【読み方】
- かんいかんぜい
- 【英 語】
- Simplified Customs Duty Rate
簡易関税(Simplified Customs Duty Rate)とは、「簡易関税率」の略である。
海外から物品を輸入する際には、「関税」と「消費税」の2つが課されることになっているが、関税率を決定する税番は9千種類以上となるため、申告が複雑である。
入国者が携帯し、あるいは別送して輸入される貨物以外の貨物において、課税価格の合計額が20万円以下の場合には、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用される。
この簡易税率を適用する場合、7区分で税率を申告し納税する。
ただし、すべての品目に適用されるわけではなく、除外品目も存在し、その場合には一般税率が適用される。
少額の場合は複数品目についても一定の税率を課す簡易関税が適用される。2014年度からは10万円から20万円に上限が引き上げられた。
これはインターネットでの海外からの個人輸入が増え、輸入数が増えたことにより、税関での通関手続きを簡略化し、迅速に通関が行えるようにするためである。
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