加工貿易
- 【読み方】
- かこうぼうえき
- 【英 語】
- Added-profit Trade
加工貿易(Added-profit Trade)とは、貿易の形態の一つで、「加工品輸出貿易」と「加工品輸入貿易」とがある。
加工品輸出貿易は、原料品または原料用製品を輸入し、加工して付加価値を付けた別種の製品もしくは半製品として輸出するものである。
加工品輸入貿易は、原料のまま,または原料用製品をつくって輸出し,外国で加工した製品を逆に輸入するものである。
外国から輸入したものを、そのまま輸出する中継貿易(中間貿易)とは異なる。
また、海外の委託者が国内の輸出業者あるいは製造業者である受託者と委託加工契約を結び、これに基づいて原料の全部または一部を無為替で提供して加工させ、再輸出の形で委託者自身またはその指定する荷受人に対して輸出させ、これに対して加工賃を支払うという形態を「委託加工貿易」という。往復の輸出入による貿易形態である。
委託加工貿易を行う際には自国だけでなく、受託先の国の法令や、受託社との契約内容を十分に確認する必要がある。
委託加工による輸入製品の課税標準となる価格は、他の輸入製品の課税価格の決定と同様に、原則として売手に対して買手から実際に支払われた価格となる。委託加工特有の無償で原材料等の支給を行う場合も同様である。この際、税法の要件を満たすものには減税が適用される。
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